今回は、ものづくり補助金の採択結果について、2016年度(H27年度補正一次、二次)~2018年度(H29年度補正一次)の比較をしてみました。
前提
分析にあたっては、他の補助金関連の分析同様に次のような前提の下、実施しています。
1.使用したデータ
分析に使用したデータは、以下のサイトで公開されているPDF資料を基にExcel化して、データとして扱える状態にして使用しました。
2.「応募件数」の求め方
「採択率」を求めるための「応募件数」については、H29年度補正の分析時のやり方に倣い、「受付番号」のコード体系を基に推定値を求めて使用しています。
なお、各年度ごとの応募件数の実数値との差異は次のような結果となりました。
概ね1%台の誤差であるため、許容範囲内ではないかと。
- H27年度補正 実数:26,629件 推定値:26,275件 誤差:354件(1.3%)
- H28年度補正 実数:15,547件 推定値:15,320件 誤差:227件(1.5%)
- H29年度補正 実数:17,112件 推定値:17,099件 誤差:13件(0.1%)
2016年度(H27年度補正)~2018年度(H29年度補正)の都道府県別の採択率比較
2016年度(H27年度補正)~2018年度(H29年度補正)の都道府県別の採択率は、次の表のようになりました。
この結果を見てみると、2018年度(H29年度補正)の採択率、採択件数がともに際立っていますね。
なお、もうすぐ2018年も7月が終わろうとしていますが、先日の西日本の広域で発生した「平成30年7月豪雨」からの復旧が最優先であることを考えると、はたして二次公募は実施されるのでしょうか?
※大水害の被害に遭われた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。